『一汁一菜でよいという提案』を読みました

毎日、朝、昼、晩とご飯を作っています。

本当に大変!

毎日ご飯を食べながら次の日のご飯を考える日々。

忙しいのとイライラで先日は立て続けに失敗。

美味しくないし、場は凍るしで料理自体が嫌になりました。

そんな時にこの本を手にとったわけです。

目から鱗の本でした。



一汁一菜でよいという提案は共感の連続

一汁一菜で良いという提案
この一汁一菜の本は冒頭から共感することばかり。

この本はお料理を作るのがたいへんと感じている人に読んで欲しいのです。

毎日の献立を考えるのがたいへんだという人が多いと聞きます。

遅くまで仕事をしていると家に帰ってからお料理する気にもなれない。

外のことを優先して大切にすべき自分のことは後回しにしていまう。

そうそうそう!やろうと思っていても、毎日3食。これを続けるのは実際とても大変です。

そしてこう続きます。

だれもが心身ともに健康でありたいと思います。

一人の力ではおおきなことができませんが、少なくとも自分を守るというのが「一汁一菜でよいという提案」です。

パチパチパチ・・・

そう、毎日の暮らしを大切にするためにも一汁一菜のという日本の食の原点に返ってみませんか?という一冊です。



一汁一菜とは?

ここでいう一汁一菜とは「お味噌汁とご飯とお漬物」という日本人の食の基本スタイルのことです。

このご飯と味噌汁のすごいところは、毎日食べても飽きないこと

贅沢なものは、食べた瞬間「美味しい!」と感じるけど、一汁一菜は、美味しいというよりも

「安心」

「ホッとする」

「身体が喜んでいる」

どうして身体が喜ぶのか。食べ飽きないのかというと・・・

味噌や漬物が入ったカメの中には微生物が共存する生態系が生まれて、小さな大自然ができています。

味噌や漬物という自然物は、人間の中にある自然、もしくは自然の中に生かされる人間とであれば、無理なくつながることができるのです。

身体が喜ぶとは、心地よいということ。

その心地よさで命を育んできたわけですね。



一汁一菜は「ハレ」と「ケ」という概念

一汁一菜を食べるということは、寂しい食卓だと思いますか?

でも、一汁一菜スタイルを実践してみて思ったのは反対に贅沢だということ。

そして、食べるということを大切に思えるようになったこと。

ただ、毎日一汁一菜を食べるということではなく、ちょっと特別なものを食べる時もあります。

そのバランスが大事なんだと思います。

ちなみに日本には「ハレ」と「ケ」という概念があります。

ハレ=特別な状態、祭り事。神様のために作る料理

ケ=日常、人間のために作る料理

でもいつのまにかハレの価値観をケの食卓に持ち込み、お料理とはテレビの食番組で紹介されるようなものでなければいけないと思い込んで毎日の献立に悩んでいるのです。

ここで面白い印象的なエピソードがあったので、紹介します。

大阪人はケチだとよく言われてきましたが、実は大阪の船場や堺の旦那衆というのは、とても贅沢な遊び人でした。

小唄、茶道、くだ俺と言われる大阪の食、これらすべてが商売のための情報交換の手立てとなったため、高価な道具を集めて贅を尽くして持ち前の面白みと社交性を以って楽しみながら、自らを高めていました。

そういった旦那衆が、日常的に贅沢をしていてはかっこ悪い。だからあくまでケチに徹する。

ときにえげつないと言われても、自らを落とす笑いにして楽しんだのです。

なるほど、贅沢ばっかりでもなく、質素だけでもなく何事もバランスが大事なわけですね。



一汁一菜スタイルのやり方

この本では、一汁一菜スタイルのやり方も紹介されています。

1人でも簡単にできる一汁一菜スタイル。

1人の時は、出汁もとらず、具材と味噌を入れる。

このやり方だったら、きっと5分もあればできる!

この本では、お味噌汁の具材も紹介されています。

春夏秋冬、季節に合わせて組み合わせていくと無限大に広がる。

これだったらあれこれお味噌汁の具材を迷わず作れそうです。



一汁一菜スタイルで暮らしを楽しむ

生きることに欠かせない料理。

その料理を慎ましくすることで、常に冷静にそして生活の質を高めることができます。

「慎ましい暮らしは大事の備え」と言われているよう、踏ん張れる毎日を送るためには、一汁一菜をスタイルは理想的。

ちょうどいいタイミングでこの本を手に取ったことをありがたく思います。

忙しくて毎日余裕がないという人ほど読んで欲しい1冊。

あとついでに、奥さんにいつも料理を任せている男性にぜひぜひ見て欲しい1冊です。

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